【暗黙のルール】DIY初心者が、初めての工具でおさえておく鉄則3選!

快適な住空間

DIYで使う工具を、初めて手にする人は必見です!

近年、老若男女問わずにDIYの人気が高まっています。誰でも楽しめる気軽さから、これから趣味として始める方も多いのではないでしょうか。

そんな、初めてDIYを始める人の中には「これまで工具や道具に一度も触れたことがない」人がいて、「間違ったやり方をして危険な目にあった」という経験をしてる人が非常に多いです。ベテランの方でも駆け出しの頃、一度や二度はヒヤリとした経験があるのではないでしょうか。

今回は、「工具を初めて手にするDIY初心者」に向けて、
正しく工具を使うために基本となる、鉄則を3つ徹底解説します。

これを理解することで、適正な工具を選択する正しい判断ができるようになります。
DIYに興味を持ち始めた人もぜひ参考にしてみてください。

筆者は、大手自動車メーカーの技術者として、製造工程の機工具管理を10年以上経験しました。
それらの知見を基に、DIY初心者が安心して安全第一に始められる役立つ情報を紹介します。

この記事を読めば、DIY初心者が正しく工具を使うための方法が分かります

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おさえておきたい「鉄則3選!

工具を正しく使うために、基本となる[3つの鉄則]を知るべし!

DIYの始め方の基本となる鉄則はこれ!

<3つの鉄則> 3知る

❶DIYの一連作業の流れを知る!

❷用途にあった工具を知る!

❸自分にできる事、できない事を知る!

何をするにしても、物事には、むやみに変更したり破ったりできない厳守すべき根本的な決まり(鉄則)があります。DIYの場合も工具や道具を上手に扱えて、危険な失敗を回避するための「暗黙のルール」があって、法則や決まりを理解して厳守することで、失敗のない安全なDIY作業が行えるんです。

それでは、順に詳しく説明していきます。

❶DIYの一連作業の流れを知る!

DIY作業の基本の流れ

作業全体がスムーズに流れるよう「DIY作業の基本の流れ」を知るところからスタートです。

<作業工程の説明> 

  1. 構想/設計 ・何を作るか考え計画する(図面やポンチ絵を書く)
           ※自分が分かればよいので簡単な図(絵)で大丈夫です。
  2. 積 算  ・必要な材料のリスト作成(予算案を立てる)
  3. 材料手配 ・材料(基材)や必要な部品を購入する。

          【ここの段階で製作に必要な「道具や工具」が明確になっている】
  4. 加 工  ・材料を必要なサイズや形に加工(切ったり削ったり)する。
  5. 組 立  ・加工した材料どうしや他の部品を合体する~又は固定する。
  6. 仕上げ  ・面材を化粧(塗装・ニス・ワックス等)仕上げする※必要に応じ

                   《完 成》
    ※上記、準備:1~3、実施:4~6 

フロー図にしてみると・・・

DIY基本作業フロー図
DIY流れフロー図

DIY作業が上手いくかは「段取りしだい」と言っても過言ではないほど、準備が大事です。
常に段取りを意識して、手際よく、ムダのない作業ができるように、心にとめ行動しましょう。

ポイント
  • 各1~6作業工程の内容を理解して頭に入れる。
  • 材料手配の段階で、加工で使う工具が明確になる。
  • 工具が決まったら、材料手配と並行して準備する。

ここで、少し余談なんですが・・・ コーヒータイム(笑)

唐突ですけど、私のはなしを聞いてください!
DIY作業の流れって、私の得意な、料理をつくる過程とよく似ているの!

説明します。DIYを料理で例えると…

献立(メニュー)を決め食材を揃えるのが、「設計」~「材料手配」の工程
食材を切って調味料などを加え、調理するのが「加工」~「仕上げ」
の工程
【「工具や道具」は、包丁や鍋などの「調理器具」という事になる】

またフロー図にしてみると(笑)・・・

DIYと料理フロー図

そうか~確かにDIYと、作業の流れが同じだね!
献立を決めない事には、食材やどんな調理器具を使うかも決まらない

例えば…こんなこと? ←しつこいなあ(笑)

袋麺のインスタントを作るなら、袋麺、水、鍋、はし、コンロ台が必要ですよね。
そして、もしネギをトッピングするなら、ネギ、包丁、まな板が必要になります。

途中で「コショウがない!」など流れを断ち切ってしまわないように、あらかじめ調味料はチェックしてスムーズで、流れるような作業で料理をおいしく頂くことができます。

DIYも料理も、共通して言えるのは、何を作るかをしっかり計画して
「必要なものを必要なだけ事前に揃えておく」ことが重要なのよね!

はい!それでは、次を詳しく説明していきます。

❷用途にあった工具を知る!

DIY作業の流れが何となく分かったところで、続いては、使用目的にあった工具や道具をさらに理解して工具を選ぶステップとなります。「何を」「いつ」「どの様に」使うか? 工具の種類や用途を知った上で、適切なアイテムを選ぶ重要な段階となります。

工具を選ぶと言っても、心配はご無用。難しい事は一切ありません。

なぜかと言うと、DIYの作業工程ごとに使用する工具や道具は決まってしまうからなんです。

作業工程とは・・・
    [準備工程]→[加工工程]→[組立工程]→[仕上げ工程]のDIY一連の工程をいう

「作業工程」ごとに用意する工具や道具について説明します。

作業工程の内容を知る

それぞれの工程内容について確認してゆきましょう。

【準備工程】:DIY作業全般に必ず使用する、準備段階の道具や補助具の集まり

準備工程

【加工工程】:材料(基材)を加工して必要な形に成形するための工具や補助類の集まり

加工工程

【組立工程】:加工した材料どうしや部品を組付けするための工具や補助類の集まり

組立工程

【仕上工程】:組み立てたモノの見栄えや補修をするための工具や補助類の集まり

仕上げ工程

ちなみに、今回の記事では・・・
初心者には難易度が高いと言われる、水回り、電設、外構に使う
工具類の説明は、除いておりますよ! (またの機会という事で)

具体的な工具選びのポイント

揃える工具の優先順を考える

今、自分が使う必要な工具は何?
  • 一からすべて揃えようとするのはNG。作業する内容で必要な工具から準備しよう。
  • ステップアップに合わせて自分に合った工具をムリ・ムダなく揃えてゆきましょう。
  • 工具のレンタルを行っているホームセンターもあるので、購入前に借りて試してみる。

購入はコスパを重視する

予算と作業効率のバランスは?
  • 作業効率を考えると電動工具を使った方が良いが、ランニングコストも考慮しましょう。
  • 作業ボリュームにもよるが、コスト面では電動よりも手動工具がおすすめ。
  • 安すぎるものは避け、性能や耐久性のあるしっかりした工具を選ぶことが大切です。

❸自分にできる事、できない事を知る!

自分で「DIYリフォーム」を行うと、専門業者に工事を依頼するよりも、リフォームに使う材料費だけで済ませる事ができ、費用を節約しつつ楽しみながらリフォームできるのが嬉しいポイントです。

リフォーム「reform」とは
  • リフォームは経年劣化により老朽化した箇所を改修し、新築に近い状態に近づける事をいう

そんな「DIYリフォーム」ですが、初心者がなんでもできる訳ではありません。電気工事や水道工事には専門的な知識や資格が必要です。知らずに工事を行ってしまい、後戻りできない状態になってからでは遅いため、自分でDIYリフォームできる所と、プロに依頼するべき所を分かっておく必要があります。

「DIYリフォーム」を始める場合、
初心者には「何ができて、何ができないか」をしっかりと理解しておくことが大原則です。

【自分でできる工事】

できるDIYリフォーム

【自分ではできない工事】

できないDIYリフォーム

上記の通り、自分でできるDIYリフォームはそれなりにあります。しかし、材料や工具の準備・加工などが手間となって「最終的な費用は思うほど安くなかった」という誤算のケースも少なくありません。
また、コスト面だけでなく、安全面や仕上がりにも大きな差が出ます。手間と予算を考慮したうえで、プロに依頼するのか、自分でやるのか、十分に検討が必要です。

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まとめ

◎ここは大事なのでおさらい

知っておきたい3つの鉄則

  1. DIYの一連の流れを知る。→基本作業の手順を理解しよう!
  2. 用途にあった工具を知る。→作業工程ごとに使用する道具が決まってる
  3. 自分にできる事、できない事を知る。→専門的な工事はプロに相談しよう!

ここまで「工具を初めて手にするDIY初心者」に向けて、正しく使うための鉄則を3つ解説しました。

安全第一で始めるには、小規模なDIYからチャレンジする事をお勧めします。
なぜなら、初めから大掛かりなDIYリフォームを行い・・・
危険を伴って失敗してしまうケースが多く見られるからです。

先ず最初は、障子の張替えや壁紙の塗装など、
初心者でも挑戦しやすいDIYリフォームから着手して、実践の中から経験値を積み上げ、段階的にステップアップしてゆく方法のがムダがありません

DIY初心者が安心・安全に進めるために、基本を守って楽しくはじめましょう。

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