DTMデスクEuro Style(ユーロスタイル) を買おうか悩んでいる人 。
「Music House Friends」
欲しいけど、値段が高くて踏ん切りがつかない人。
失敗するのも嫌なので、使っている人の感想を一回聞いてみたい。
この悩みにお答えします。
ものづくりの現場で、工業製品の工程改善歴35年以上の私が記事を書いてます。
製品の細部までチェックして、良いところだけでなく、良くないところも正直に語りますね。
買うか悩んでいる人は、この記事を見て、「いるか、いらないか」きっと参考になります。
DTMデスク「Euro Style」を使ってみた感想
ラックマウントは機能的で便利
■ 機材が増えるとテーブルに置く場所がなくなるので、
前面にラックを納められるデスクは、スペースを有効活用できて操作もしやすく快適です。
※ラック固定ビスも付属している。
■体の方向を変えることなく、前を向いたまま操作ができる所がうれしい。
《作業動線がより少ないことが、操作しやすいデスクの条件と言えるでしょう》
テーブルが広くゆったり使える
■無理なく手が伸ばせるサイズ感のテーブル広さが良い。効率的な作業が可能。
■ メインテーブルの幅は120cmあり、奥行きは60cmの余裕がある。
※88鍵キーボードを乗せる場合テーブルから両端がはみ出します。
<自分が使う機材サイズと重量などは事前に考えておきましょう>
■ 自由度の高い造りなので、DTM以外の用途にも十分対応可能だ。
デスク足元に余裕の空間がある
■足元スペースが広々している。
■テーブル下空間が確保されている。
■エフェクターやフットペダルも自由に置ける。
トップ天板のウラ空間を有効利用
■機器配線類がグチャグチャとしない対応が可能。
天板ウラに大空間があり配線類を隠せるため、そのスペースにまとめると乱雑さがなく、
すっきりとした施しが簡単にできる。※後のメンテナンスも容易になる。
組立てにはコツが必要
納入時の状態
ボルトが散乱してた
んっ緩衝材がないぞ!
組立説明初(パーツリスト頁)
スライドテーブルのフレーム固定部
フレーム組立完了
■組立説明書、兼パーツリストは図がチープで非常に理解しにくい。
※図の順番通りにパーツを組んだ方が、後でやり直し作業がでない。
■ フレームにボルト類がプリセットされているので輸送中の振動で外れ箱の中で散乱していた。
※箱から出した後の紛失に注意が必要。
■ 重いパーツがあるので、組立は二人作業が効率が良くおススメ。
組立は女性一人だと大変かも?
慣れている方なら問題ないです。
■ 一人作業の場合は、シャコ万や部屋の壁を使いパーツの仮固定を行うと良い。
■ 工具はインパクトレンチか電動ドリルがあると作業が楽ちん。
■ ボルト固定は仮締めで組み、最後にデスクのゆがみ補正しながら本締めする。
※デスクにゆがみがあるとボルト孔や板の下孔と合わなくなるので注意。
品質チェック
- フレームは角パイプの溶接接合により構成され頑丈な造りとなっている。
※4本足のデスクのように、ガタガタと揺れる心配は全くありません。
- スライドテーブルの受けフレーム部材にパーツ不良あった。
※販売元に連絡して交換済
- パーツ類は加工上の気になるバリはないが、ホコリ汚れが目立つ。
- 鉄物パーツ各所に防錆材が塗布されていてべたつきがあった。
- キャスター固定先のタップが塗装づまりで入らず苦労した。
※キャスターは予め仮固定チェックしておいた方が後の作業が楽。
スライドテーブルの奥行寸法少ない。
- PC用キーボードをのせるテーブルの奥行寸法が12cm(少ない)
※出寸法はL型の受けブラケット位置を手前にズラす事で解消する。
コスパが良い。
- 4~5万円台は構成する部材・製造方法から積算して妥当な価格。コスパの良い商品と言える。
- 同等仕様装備の商品を探してみたが、商品価格は10万~20万円台で高額のものが主流だった。
市販品のDTMデスクは値段が高いところがネックなので、自作する方がいますが
必要な工数も費用もゼロではないです。成り行きでやる人は逆に費用増になるよ。
音楽制作を少しでも止めたくない人は自分に合ったデスクを速攻購入しよう。
「Euro Style」デスクはこんな人におすすめ
「Euro Style」デスクぶっちゃけどうなの?
まとめ
DTMデスクEuro Styleも然りだけど・・・
ネット通販で注意したいのは、商品の「表面上の情報に惑わされない」事だね?
そうね!十分に吟味厳選した商品でも、
ふたを開けると「思った物と違う」なんて事あるわ!
コスパの良い商品は不特定多数に向け造られた量産品です。(量産効果で単価が下がる)
デメリットの部分は 自分なりにカスタマイズする前提で購入を考えるのも良いでしょう。
要するに、使い勝手も良くなり愛着もわいて、長く使える価値のあるものになるから。
以上、失敗をしないDTMデスク選びの参考となりましたら幸いです。