TELLOのモーター交換でお悩みの方は、必見です!
tello本体のカバーを外さないでモーターの配線をカットして、結線する方法があります。
実際にやってみると、狭い溝に「どうやって配線を入れたらいいの?」見栄えも悪く、悩む人は多いはず。
配線が入らない要因は、「接合部のはらみ」や「絶縁テープで直径大」等がある。
この記事を読めば、見栄えの良い配線方法が分かります!
TELLOモーター交換とは
操作ミスで激しくクラッシュした直後、電源を入れても、一か所のモーターだけが動かない。
他のプロペラは問題なく回転するのだけれど・・・モーターが死んだ事はすぐわかる(T_T)
そんな、突然壊れるモーターの交換修理は、頑張ってご自分でやる事を強くお勧めします。
なぜなら、 コツをつかめば、TELLO のモーター交換は、それほど難しい作業ではないから!
それに、ご自分で修理ができれば、 復旧も早く、改修にかかる費用も抑えられます。
モーターの故障原因
プロペラが回転しない場合、モーター内の焼けによる破損が原因なので、交換修理が必要です。
モーターの寿命は、ケース・バイケース!時と場合により大きく変化します!
なぜなら、操縦者の使い方と力量で決まるから。(ちょっと言い過ぎ)
たとえば、モーターに負荷をかけるような操作ミスが原因で故障する場合がほとんどだから。
(室内ではカーテン、室外では草や小枝などが、プロペラに巻き込みモーターに負荷をかける)
要するに扱い方しだいで寿命は、長くも短くもなると思ってよいです。
だから、プロペラガードって
リスク回避になるので大事なんだな~
故障原因は機体の保管方法も影響があるんです。(下記リンクを参考にして下さい。)
【トイドローンTello】持ち運び・保管ケースの収納力アップ! (inco1129mark.com): 【お悩み解消!】見栄えが良い「TELLOモーター交換」配線方法!素人でも出来る修理方法
自分で修理する簡易的なやり方は、次の方法がある!
モーターと本体間で配線をカットし、ステーの中央で結線する「外カット配線方式」※下の画像
「外カット配線方式」は、裏カバーをあけたり、基盤の結線部のシリコンを外したりという面倒な処理ないので、配線の取り廻わしがとても楽ちんです。自分もこの方法で何度か試しました。
この方法で、やっている人は多いはず。
ただ、こんな問題がある!
配線は溝に、無理に入れなくてもよくないのでは?
外側で結線して配線を丸めている画像を見た事あるよ!
見栄えはあまり気にしないよ。
そこは、人それぞれ、考え方しだいですね・・・。自由なので。
ただ、 配線がむき出しっていうのも、トラブルの原因になる こともありますし、何よりも、
見すぼらしい感じしませんか?ほんの少しだけ手を入れるだけで愛着もわくものです。(テロちゃんも喜んで飛んでくれますよ)なのでこの記事では、見た目も美しくこだわって仕上げたいと思います。
先ずは、これまでのやり方の問題点を、確認してゆきます。
これまでの問題点。
1.配線の接合部が束ねられ膨らむので、溝に入れ難い。
溝幅0.8mmに対して、配線直径は0.7Φなのでクレアランスは0.1mm
結線後に、配線が飛び出さないように、テープでグルグル巻いているのをよく見かけます(T_T)
2. モーター交換の度に配線が徐々に短くなる。
本体側の配線長が10mmくらいづつ短くなる。
いずれ、本体側の配線長を追加する作業も必要になりますね。(接合部がどんどん増えます)(+_+)
3.絶縁がやり難い。(絶縁テープを巻くと直径が増すので)
絶縁用にテープを張ると
ほぼ溝に入らない!
(絶縁方法要検討)
はんだを使った場合も凸凹の処理が必要!(削り)
もう、この場合の処置は、テープでグルグル巻くか?外側で丸めるか?しかないですね(;^ω^)
そんな問題点を解決する秘策!
裏カバーを外して、TELLO本体内部で、基盤間の配線と!、モーターまでを結線する方式で実施する!
なぜなら、 基盤の絶縁材(シリコン)を外す下処理も不要になり、作業が楽にできるから。
たとえば、本体カバー内部も省スペースで結線処理できるように、絶縁はボンディック(液体補修材)を使うので、配線の取り回しが自由で簡単になる。
ようするに基盤から、直接モーターまでを結線しない、内部結線なので作業が楽で、モーター交換後の見栄えが悪くなることはない!
モーター交換の下準備(修理に必要なもの)
・ 予備品:交換用モーター※下記詳細
・ 工具類:精密ドライバー、ピンセット、ラジオペンチ
・ 補助品:ルーペ、照明、作業台、クランプ、ウエス(布)、爪楊枝、テスター
・ 材料類:ボンディック(液体プラスチック補修剤) ※下記詳細
交換用モーター←オススメ
液体プラスチック補修材←オススメ!
具体的なモーター交換手順
➀裏カバーあけて交換するモーターの配線をカットする。
要点1:両手が使えるように台に固定すると作業がやり易い(^^♪
注意)裏カバーのスリット部とビス孔付近は、板がうすいので破損しやすい。
※カバー取り外し(取り付けも同様)でネジを4個外す時は、交差して行うと良いです。
要点2:本体側の配線は20mmくらいのところでカットする。
➁壊れたモーターを交換する。
要点1:壊れたモーター外しは、ラジペンでしっかり挟み、回転しながら引き抜く。
要点2:新しいモーターの配線入れは、入れる孔を確認しながら1本づつ入れるとやり易い。
要点3:新しいモーターセットは手で、まっすぐ底まで押し込み納める。
注意)上記、画像のようにモーター上端まで13mmあれば、モーターが底についている。
③モータ配線を基盤側に引き入れる。
要点1:配線が傷つかないように楊枝を使って溝内に押し込む。
要点2: 溝には凹凸があり、そこを狙って配線を押し込む と外に飛び出さないのでやり易い。
要点3: 基盤側まで配線を引き込み、しっかり配線を押さえ込む。
注意)ここで押さえ込みが甘いと、裏カバーの取り付けの際に、カバー浮きの原因となる。
④-1結線する方式を検討(モーターと基板間の連結)
結線には、a)配線スペースが少なくて済むニクロム線を刺してつなぐ「直行」方式と、b)配線を重ねて、ねじってつなぐ「平行」方式がある。裏カバー内に余裕があり、ニクロム線をつなぐのが面倒だったので、今回は、平行方式で結線をおこなった。
④-2 結線は平行方式で実施(モーターと基板間の連結)
要点1:配線が平行してかさばるのでカバーを取り付けた時に当たらない位置に最終的に納める。
注意)オーバーヒートの原因となるので、ヒートシンクに配線がのらないようにする。
⑤ボンディック(BONDIC)で絶縁処理する。
要点1:結線部にホコリや油汚れがないことを確認後、ボンディックの接着液を塗布する。
注意)液は粘度が低いので、下に流れるようであれば塗布後さかさまにしたり様子を見る。
要点2:塗布した部分にボンディックのLED UVライトを4秒程度照射する。
注意)照射後の配線で絶縁が出来ていない所は、再度、塗布。照射を機繰り返す。
要点3:確実に硬化したか、触って確認する。
⑥結線部の目視確認と、テスターを使った絶縁を確認する。
要点1: 結線部 に配線が少しでも飛び出しているとショートするのでしっかり確認する。
絶縁チェックは終了!
これでモーターの交換修理は終了です!裏カバーを取り付けてフライトはバッチリ!問題なしでした!
まとめ
いや~テロちゃん喜んで飛んでくれましたよ ^^) _T~~、ほんの少しだけこだわって、手を入れるだけで愛着わきますよ!見た目も美しく仕上がったのではないかと思います。ドローンのモーターは消耗品です。遅かれ早かれ必ず壊れます。なので皆さんも是非ご自分でチャレンジしてみて下さい。
今回の記事が参考になれば、とてもうれしいです。
以上、【お悩み解消!】見栄えが良い「TELLOモーター交換」配線方法!の記事でした。